こんなにいいことがある!TOEIC900点で得られる権利・メリット

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TOEIC対策
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みなさんこんにちは。

みなさんはどのようなモチベーションでTOEICの勉強をされていますでしょうか。

私は大学入学時のクラス分けのためにTOEICを初めて受験しました。このときはTOEICの受験が義務であり進んで受けたわけではありませんし、TOEICに向けての対策も一切しておりませんでした。

初めてTOEICに真剣に臨んだのは就職活動で少しでも有利になるようにと取り組んだもので、今では勤務先の会社で海外勤務の申請する資格を得るために900点を目指しています。

この記事ではIIBC(国際ビジネスコミュニーケーション協会)が公表している英語活用実態調査やTOEIC受験者のスコア分布、転職サイト等の求人情報を見ながらTOEIC900点を取得することでどのようなメリットがあるのかまとめております。

TOEIC900点の英語運用能力

TOEIC900点を取得できる人はどのような能力を持っているのでしょうか。TOEIC公式ホームページにリスニング、リーディングスコア別の英語運用能力上の長所が以下のように記載されています。

Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)
リスニングセクション(495~375)
一般的に以下の長所が認められます。
短い会話において、応答が間接的だったり、または簡単に予測できないようなものであっても、幅広い語彙(あまり使われない語彙、あるいは様々なトピックで用いられる語彙)を使用した話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できる。
・長い聴解文において、幅広く語彙が使用されていても、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できる。情報の繰り返しや言い換えがなかったり、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるときでも、同じことができる。
・短い会話において、否定構文が使用されていたり、構文が複雑だったり、難しい語彙が使われている場合でも詳細が理解できる。
長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があったり、情報の繰り返しがなくても、話の詳細が理解できる。情報が言い換えられていたり、否定構文が使用されていても、詳細が理解できる。

リーディングセクション(495~425)
一般的に以下の長所が認められます。
・文章の主旨や目的が推測できる。詳細が推測できる。
・意味を読み取ることができる。言い換えがあっても、事実に基づく情報が理解できる。
・文章全体にわたる情報を関連付けることができる。関連する二つの文章のつながりを理解できる。
・幅広い語彙(あまり使われない語彙、あるいは様々なトピックで用いられる語彙)、よく使用される単語の例外的な意味、慣用句的な使い方が理解できる。また、似たような意味で使われる複数の単語を区別することができる。
・規則に基づいた文法構造が理解できる。また、難しく、複雑で、あまり使用されない文法的な構造が理解できる。

レベル別評価の一覧表|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)

ここに記載のある内容は当たり前ですが一般論であり、当てはまっていることもあればそうでないこともあると思います。ただ、あまりここにある長所をそのまま鵜呑みにしている人はあまりいませんよね。あくまで目安・参考程度に考えておくとよいと思います。

TOEIC900点の価値

ここではTOEIC900点がどのくらいの価値があるか、TOEICのスコア分布を見ながら説明していきます。

TOEICのホームページでは主催回毎のスコア分布をみることが出来ます。

今回は私も受験した第265回(2021年3月21日午後)を見ていきましょう。

LRTotal
最高スコア495495990
最低スコア5510
平均スコア330.1277.7607.8
標準偏差85.591.8168.3

思っていたよりも平均が高いんですね。そして標準偏差について、下記のような注釈があります。

例えば、第265回(2021年3月21日 午後)TOEIC L&R公開テストの場合、すべてのスコアが正規分布しているという仮説に従えば、776.1(平均スコア+標準偏差)から 439.5(平均スコア-標準偏差)の間に、全受験者の68%が含まれていることになります。

平均スコア・スコア分布 詳細 (第265回)|TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)

正規分布仮定で±1σで68%、±2σで95%ということですね。正規分布の仮定が妥当かどうかは正規性の検定を使えば確認することができます。同じページにスコア毎の人数が表示されているのでスコア分布が正規分布に従っているか、今度暇なときに確認してみます。

さて、続いてTOEIC900点以上を取得している人がどのくらいいるか、ということですがホームページでは900点以上という区分がないため、一番近い点数である895点を見てみます。895点以上を取得している人数は2,053人、割合でいうと3.8%になります。つまり900点以上の人は3.8%よりも少ない割合で分布していることになります。

100人中4人と聞くと意外と多いなと思うかもしれませんが考えてみてください。この割合は当たり前ですがTOEIC受験者数の中での割合です。TOEIC受験者という時点で少なくとも少しは英語にある人たちでしょう。そう考えると、身の回り、例えば自分の所属している集団、会社、何でもよいですが均して考えればより希少価値が高い(達成している人が少ない)と考えられます。(もちろん英語力をウリにしている会社、部署、集団は除きます)

取得している割合から考えても、「英語ができる人」という印象を与えるのに十分な点数ではないでしょうか。

TOEIC900点の社会的な恩恵

続いて実際にTOEIC900点が役に立つのか、どのような恩恵があるのか、入社・転職・求人のボーダーとして確認してみます。

「TOEIC 900 入社条件」「TOEIC 900 転職」等でヒットするサイトをいくつか確認しましたが、900点以上のスコアを持っていて条件を満たしていないケースはほとんどないと言えると思います。(一部外資系メーカーのみ)

求人サイトもいくつもありなんとも言えませんが、エスタ調べによるとTOEICを求人の条件として設定している広告についても900点以上のスコアを持っていて条件を満たしていないケースはほとんどないと言えると思います。また、「TOEIC 950」のように条件を上げて検索してみましたが、こちらでも求人がヒットするものの、こちらの場合は950点が条件というよりも950点を保有していることで時給が優遇されるといったものが多かったです。

つまり、条件・ボーダーといった意味では900点あればその点数で条件を満たさないケースを探すほうが難しいということです。

続いてTOEICを開催しているIIBCが実施している英語活用実態調査を見ていきます。

これは正式な調査名は「TOEIC®Programを活用している企業・団体における英語教育・英語活用の実態調査」と言います。

要はIPを実施している企業・団体へのアンケートですね。ざっくりTOEICをどのように活用しているか、というのがわかります。

ここでは「社員・職員に期待するTOEICのスコア」「昇進・昇格のスコア」「報奨金の例」を見ていきましょう。

まず、「社員・職員に期待するTOEICのスコア」ですが部署によって期待されるスコアも異なります。私も志望している海外部門を例にとると、690点ということです。当然、回答している企業の性質にもよるところではありますし、あくまで平均ではあるものの私の働いている会社でもそうであるように900点あればだいたいの企業では志望・応募が可能ではないでしょうか。

続いて「昇進・昇格のスコア」です。役職は係長/主任、課長、部長、役員、加えて業種、従業員人数ごとにも分かれています。一番昇進・昇格のスコアとして高く設定されているのは輸送機器・関連機器の役員、卸売・小売の役員の800点で昇進・昇格のスコアとしても900点あれば十分であると言えます。(業種がその他となっているところで860点の記載があるものの、これは業種区分に金融系(銀行・証券・保険)がないことから、これらの外資系の企業ではないかと推察されます。)

最後に「報奨金の例・資格手当」です。だいぶ昔ですがソフトバンクではTOEIC900点以上取得者に報奨金100万円といったニュースを目にしたことがあり、「いいなあ、でも自分には関係ないか」と思った記憶があります。TOEICの点数を報奨金や能力的な手当てとしている企業もあると思います。報奨金についてはやはり企業としてもポンポンだせるものではなく、厳しめに設定されていることが推察されます。具体的な企業数は確認している資料からは判別できないものの、900点より高い点数を報奨金の条件として設定している企業がいくつか確認できました。資格手当については一番低い回答で500点から、一番高いもので910点でした。大部分が800点~900点であり、900点あればTOEICを資格手当に設定している企業においてはほぼ間違いなく貰えるものと思って問題ないと思います。(こちらについてもその他サービス業で990点を設定している企業がありましたが、TOEICのスコア満点を条件にするのは予備校であったりTOEIC専門教師などと考えられるため一旦除外しています。)

ここまでをまとめるとやはり、TOEIC900点はあらゆる障壁を超えていく、ということが言えるのではないでしょうか。

英語活用実態調査は見たことがない人も多いと思いますので、よかったら見てみてください。

英語活用実態調査2019

https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/katsuyo_2019/pdf/katsuyo_2019_corpo.pdf

まとめ

TOEIC900点について語ってきましたがいかがだったでしょうか。いろいろ書いてきましたが、大事なのは自分がどのような目的でTOEICを受験していて、そのスコアをどのように活用するのか、ということだと思います。私も900点を取得し海外勤務に応募するという目標に向かって頑張っていきます。私と同じように900点以上を目指す方々のモチベーションとなれば幸いです。

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