【TOEIC】リスニングPart2 平叙文対策【abceed】

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TOEIC対策
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こんにちは。

私はTOEICのリスニングが苦手で、特にPart2の平叙文で点数が取れませんでした。

Part2は25問出題され、平叙文の割合は多くないものの対策が難しく差がつきやすい部分かと思います。

今回は平叙文とは何か、平叙文の例(abceedからの抜粋)、平叙文への対策、おススメ教材について話していきたいと思います。

平叙文とは

平叙文とは、疑問文ではない普通の文章のことです。

平叙文は例えば以下のような問題になります。

I have a suggestion to make about next week’s meeting.(来週のミーティングについてひとつ提案があります。)

(A) I suggested the same thing this morning.(私は今朝同じ提案をしました。)

(B)That sounds great!(いいね!)→正解

(C)It was a very informative session.(それはとても勉強になった会合でした。)

会話を成立させるための回答が必要になります。

平叙文の例

平叙文は極めて普通の受け答えが解答になる場合もあれば、少し捻った、まわりくどい回答となる場合もあります。

今回は私がabceedで学習をしてきた中で、特にまわりくどい回答だなぁと感じた問題について紹介したいと思います。

1.

設問:I wonder what kind of food Dr.Suzuki likes.(鈴木博士はどんな食べ物が好きなんだろう。)

解答:Why not touch base with his secretary?(彼の秘書に連絡をとったらどうですか?)

場面としては、忘年会の幹事である鈴木研究室の学生が、忘年会の場所をどこにしようかと悩んでいるときにとりあえず鈴木博士の食べ物の好みを聞きながら参考にしようというところでしょうか。

友人が鈴木博士の食べ物の好みを知っていればそれを答えているはずですが、ここでは友人も博士の好みを知らないため、秘書に聞いてみれば?と提案しています。

博士に秘書なんているのか?という点もこの問題をより難しいものとしています。

2.

設問:The company’s escalator is being inspected.(その会社のエスカレーターは点検中です。)

解答:Who’s working on it?(誰が作業をしているんですか?)

自分の会社のエスカレーターが点検中と言われれば、「点検はいつ終わるのか?」あるいは「それなら階段を使うしかないね。」というのが自然な受け答えかと思います。誰が作業をしているのか、なんて普通気になりませんよね?

ただ、この問題のポイントは「The compay’s(その会社)」と言っていることから少なくとも話者2人が勤めている会社ではなさそうだということがわかります。

そうだとしても、どうすれば「誰が作業をしているか」という疑問にいきつくのかが理解できませんが、他の選択肢が明らかに会話が成り立っておらずこの選択肢を選ばざるを得ませんでした。

点検をしている会社側の人間ということでしょうか?

3.

設問:It looks like all the copies of the book are gone(その本の全ての写しがなくなってしまったようです。)

解答:Do you really need them now?(今それが本当に必要ですか?)

鬼畜回答パターンです。

「全ての写しがなくなってしまった」と明らかに困惑しているところに「今それが必要なのか」というカウンターが入ります。

ただ、このタイプの問題、困っているという発言に対して本当にそうなのか、と問いかけるシーンはそこそこ見かけるように思います。

4.

設問:The restaurant doesn’t serve onion soup anymore.(そのレストランでは玉ねぎスープをもう提供していません。)

解答:Has the chef gone somewhere else?(シェフがどこか別の店に行ったんですか?)

玉ねぎスープが提供されなくなったと聞き、「原材料費が高騰して採算が取れなくなった」あるいは「季節限定メニューだった」と考えたのは日本人的発想でしょうか。

シェフがいなくなることによって提供されなくなる玉ねぎスープのイメージは困難を極めました。

そのシェフ監修のスペシャリテだったということでしょうか。

最も困惑した解答の1つです。

5.

設問:I heard there’s a coffee shop nearby.(近くにコーヒーショップがあると聞きました。)

解答:Yes, I’m the owner.(ええ、私がオーナーです。)

設問から察するに、話者はコーヒーショップを見つけられていません。そんな中、適当に話しかけた相手がまさに行こうとしていたコーヒーショップのオーナーという可能性があるでしょうか。そんなシチュエーションのイメージがつきません。

ちなみに誤答の中に、

You shuold shop at the store.(あなたはそのお店で買うべきです。)

というものがあり、コーヒーショップの存在を訪ねる話者に対してコーヒーショップでの買い物を勧めているということはコーヒーショップが存在しているという回答になっていることからどちらかというとこちらのほうがシチュエーションとしてはあり得るのでは?と思った次第です。

6.

設問:Mr.Suzuki has been promoted to store manager.(鈴木さんは店長に昇進しました。)

解答:We’ll see.(様子を見てみよう。)

鈴木さんの店長としての働きぶりを見てみよう、そんな解答に見えますね。

ただ設問では「鈴木さんが店長に昇進した。」という情報共有なのか、報告なのか、連絡なのかわかりませんが、その事実を知らない人に対する発言のように見えます。

様子を見てみよう、という解答が昇進させた側の発言なんですよね。

「鈴木さんはバイトリーダーで話者2人は普通のアルバイト、鈴木さんはバイトリーダーとしての働きぶりを評価され店長に昇進したが、その事実を知らないアルバイトBに対してアルバイトAが情報共有、今までの店長は自分たちに非常に良くしてくれたが鈴木さんはどうなんだろう」というのが考え得るシチュエーションです。

7.

設問:Let’s take the same train.(同じ電車で行きましょう。)

解答:Actually,I’m flying.(実は飛行機で行くんです。

気軽に「同じ電車で行きましょう。」と提案しているので近場を想像していました。飛行機で行くか、電車で行くかという選択肢がある場所に二人がいるという状況をイメージしなければなりません。

日本人には不利な問題ですね。

8.

設問:Please don’t forget to turn off the heater when you leave.(出るときに暖房を切るのを忘れないで下さい。)

解答:That’s the third time you’ve told me.(私に言うのは3度目ですよ。)

設問、解答ともにブチ切れているシチュエーションです。

設問の発言は3度目ということですが、実際に過去に2度暖房の切り忘れがあったとしたら解答の発言者の逆ギレということですし、過去2回の発言を忘れているだけだとしたら設問の発言者の頭が心配になるようなシチュエーションになります。

9.

設問:I’d rather eat at home than at the French place.(そのフランス料理店よりも家で食べたいです。)

解答:But they’ve hired a new chef.(でもそこは新しいシェフを雇ったのですよ。)

TOEICはレストランとシェフを結び付けたがる傾向があります。

「新しいシェフを雇った?それならそこに行こうか!」やはりイメージがつきません。有名なシェフとかならわかりますが。

そして何よりレストランの内部事情を知っている解答の発言者は何者なのか、という疑問が湧いてきます。

平叙文への対策

平叙文については、設問を聞き取るという観点では他の分野と同じか、あるいはやや易しいかもしれません。私個人的な感覚としては否定疑問文やWhenとWhereの聞き分けのほうがむしろ難しいとすら思ってます。

平叙文に苦手意識のある方は平叙文に対する回答のレパートリーが少ないシチュエーションを想像するのが苦手という方だと思います。

ですので、裏を返せば平叙文に対する回答のレパートリーを増やすシチュエーションを想像する力を身に着ける、というのが平叙文に対する対策になると思います。

例えば直接疑問文で以下のような設問があったとき、

Where do you plan to stay in Hawaii?(ハワイではどこに滞在する予定ですか?)

ストレートなものであれば「カハラホテルです。」であったり「まだ決めていないんです。」という回答が予想できます。少し捻った回答であれば「実は行き先をグアムに変えました。」であったり「友人に任せています。」というのもあるかもしれません。

疑問文はある程度解答の範囲を想像できて、あたりをつけてリスニングをしていることと思います。

平叙文についても同じで、設問を聞いたときにどのような回答を取り得るのかというのを普段の学習から意識して取り組むと良いと思います。

自分の学習している教材の中で、特に設問と解答の距離感が自分の想像を超えていた問題をメモしてストックしていくのがいいと思います。

そのような回答があるのか、という気付きを蓄積していくことで平叙文に対する苦手意識を克服できると思います。

おススメ教材

abceedで平叙文を学習できる教材でおススメのものをピックアップしました。

TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問

私が確認した範囲では一番平叙文の問題数が多いものです。

平叙文問題が83題あります。

平叙文だけでなくPart2対策としてはこれを完璧にしていればある程度点数が取れるようになると思います。

TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)

Part1・2の難問を集めたものです。

平叙文の問題数は少ないですが、平叙文の中でも難しいものが厳選されていると思います。

平叙文問題が25問あります。

TOEICR L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

難化対策ドリルと同じ著者の教材です。

難化対策ドリルより後に出版されたものなのでより厳選された問題ということでしょうか。

平叙文問題が33問あります。

【新形式対応】TOEIC(R)テスト 990点 新・全方位 リスニング

平叙文の問題数はそれほど多くありませんが、High-Intesity Training(高負荷トレーニング)ができます。

これはPart2であれば通常設問に対して選択肢が3つ用意され解答を1つ選ぶというところ、5つの選択肢の中から正解となる選択肢を全て選ぶというトレーニングです。(1つの場合もあり)

これにより、平叙文の回答として取り得るものを全て選択する必要があるためいろいろなパターンを学習することができます。

Part2だけでなく、リスニングで高得点を目指している方にとっては適切な教材だと思います。

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