こんにちは。
TOEICの勉強を継続していながらなかなかスコアが伸びず、果たして今の勉強法で良いのだろうか、と考えている人も多いのではないでしょうか。
私もTOEICの勉強をしていて一番辛かった時期は勉強しているのにスコアが伸びずどのように勉強すればよいかわからなくなった時期です。
この記事はTOEICの勉強をしているけれども今の勉強法が正しいかどうかわからない人、そもそもTOEICの受験をしたことがなく、どのように勉強をしたら良いかわからない人に向けたものです。
TOEICの勉強をする目的を今一度見つめ直す
TOEICを受験しよう、そのためにTOEICの勉強を開始しよう、こう思っているということは皆様何かしらのTOEIC受験の目的があるはずです。今一度、その目的をまずははっきりさせましょう。
そんなこと当然だろう、と考える方もいらっしゃるかと思いますがこのプロセスが今後の勉強の方針に大きく関わってきます。
「TOEICは本当の英語力を測るものではない。」「TOEICを勉強するよりも実践で役立つ英会話に注力するべきだ。」よくこのような主張をする方もいます。
こんな主張は野暮というか、無意味です。
本人がTOEICが必要だと考えればその時点でその人にとってTOEICは意味のあるものになります。
TOEICで英語力を測ることが本当に正しいのかということはさておき、事実TOEICのスコアが就活の足切りとなる、昇進に必要となることはあります。
TOEICのスコアの先に真の目的がある人も、TOEICを受験すること自体が生活の一部になっている人も人それぞれです。
自分の目的を達成するためにTOEICがどのように関わってくるかをまずは考えてみてください。
目的を達成するために必要なスコアを設定する
最初のステップでTOEICを受験する目的をはっきりとさせたら、その目的を達成するために必要なスコアを設定しましょう。
例えば昇進に必要なスコアとして700点が設定されている場合、705点だろうと800点だろうと目的は達成されるはずです。(もちろん、より良い点数の方が見栄えがいい、昇進後の待遇がよくなるケースもあると思います。)
この次のステップにも関連してくる内容ですが、TOEICの勉強をする際には目標のスコアと今の実力のギャップをどのように埋めていくかをはっきりさせることが効率的です。
加えて、当然ですが800のスコアを達成するために必要な英語力は700のスコアを達成するための英語力より遥かに高いですし、必要な勉強法も変わってきます。
効率的に勉強を進めるためにも、具体的に必要なスコアを考えてみてください。
ちなみに私の場合、海外勤務を志望するときの目安として900のスコアが必要でした。その時点でのスコアは800程度であり、900を超えるためにはどのように勉強すればよいかを考えていました。
目標スコアをリスニング、リーディングそれぞれに対して設定する
次のステップとして、目標スコアをリスニングとリーディングに細分化しましょう。
私は最近までぼんやりと900のスコアを取得したいとしか考えていませんでしたが、リスニング、リーディング、それぞれで何点を取って目標スコア900を達成するか、と考えるようになってから勉強の進め方がはっきりとしてきました。
例えば、目標スコアを600とします。
リスニングで満点近く取る力が仮にあったとすると、リーディングで105点取れれば良いことになります。
リーディングで105点であればPar5で十分取れる点数なので、Part5に集中して勉強すれば目標を達成することができます。
上記は極端な例になりますが、自分の今の各パートの実力や伸びしろを考えた上でそれぞれで何点を取りたいのか、細分化してみてください。
現時点の自分の得意・不得意Partを認識する
上記のステップにも関連することですが、得意なパート、苦手なパートを認識しましょう。
得意、苦手パートの認識については単純に「Part1,2が苦手でPart5は得意」というだけでなく「Part2の中でも間接疑問文が苦手」だとか「Part5の中の語彙問題は得意」のようにPartの中でもさらに細分化してみてください。
得意なパートを更に伸ばすという考え方もありますし、苦手なパートを得意とまではいかないまでもとりあえず苦手意識を克服するという考え方、どちらもよいと思いますが一般的には苦手と考えている部分の方が伸びしろがありスコアを伸ばしやすいと思います。
どちらのやり方でやるにせよ、自分の認識した「伸ばしたい部分」に集中したアプローチをするほうが効率的かと思います。
とりあえず受験する
TOEIC受験したことのない人はとりあえず今申し込みができる最も近い将来に開催されるTOEICに申し込むことをお勧めします。
しっかりと勉強した上で受験したいという気持ちであったり、最近では受験料の値上げもあり目標スコアに到達できない中で受験するのは勿体ないという気持ちもあると思います。
しかし、例え公式問題集であっても予測スコアには大きな幅がありますし、実際に受験してみないと見えてこない課題もあると思います。
TOEICを受験すれば実際にスコアが出て、リスニング、リーディングそれぞれで現状何点取れるかがわかりますし、アビリティーズメジャード(項目別正答率)も見ることが出来るので自分の得意、苦手な箇所をより正確に把握することが出来ます。
例えば半年以内に目標スコアを達成したいという人であれば、その手前から連続で受験をした方が自分の取り組みがスコアに反映されているかどうかもわかりますし、やはり目に見えたスコアがあるとモチベーションアップにも繋がると思います。
まとめ
TOEICは正しいアプローチをすれば短期間でも大幅にスコアアップが望めます。
加えて、良くも悪くもある程度のスコアがあれば「英語ができる人」という印象を周りに与えることができます。
今回の記事ではTOEICを勉強する際の目標設定等のファーストステップを紹介しましたが、今後は実際の勉強計画の策定についても記事にしたいと思います。
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